キャブステーション(東京都港区)が昨年からスタートした中古トラックのインターネットオークションサイト『キャブオークション』へのアクセスが順調に増えている。「出品者、購入者の双方が納得し、喜んで頂けるサービス」と自信をみせる楠木崇延社長と企画営業部の山田清照氏、小林恭二氏に話を聞いた。
「バス部門では現在、月間で約30台の出品があり、平均で15−20台が落札されている」と説明。山田氏は、「出品者は、中古車ディーラーを通すよりも3割程度高い価格で売却できている」と付け加える。
同社長は、「バス事業のスタートから半年間は鳴かず飛ばずだったが、インターネットの活用で間口が広がり、徐々に幅広い業種からの引き合いがくるようになったと振り返る。「不特定多数の方に閲覧されているので、思わぬニーズがあることもわかった。『社員旅行用』や『学校のクラブ活動での移動用』として中古バスが購入されるケースもある」とも。
中古トラックのキャブ・オークションは、売買の希望者双方を、インターネットのオークションシステムを活用してマッチングさせるというもの。
システム利用にかかる手数料は落札した場合にのみ発生し、落札金額の10%を出品者が同社に支払う。落札がなければ、出品料や入札料は一切かからないため、気軽に利用することができる。同システムでは、一般的な中古車売買のように、間にディーラーを挟まないため中間マージンが価格に上乗せされず、双方が希望する価格で売買が可能。
なお、出品者は入札スタート価格(希望する最低価格)だけでなく、オークション期間も自由に設定できるため、代替えや増車の都合にあわせて出品することも可能。
小林氏は、「出品中でも車両を止めることなく運行して頂けるため、無駄がなく経済的」と説明する。「中古トラック部門でも、ユーザー登録が順調に増加しており、今後より多くの落札を見込んでいる。今後も、利用者双方が安心して取引ができる場を提供していきたい」と語る。
同サイトへの問い合わせは、03(5766)8953(担当・山田まで)。 https://www.cab-station.com/used-truck/
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