航空マイレージ なぜ広がる? 巨大な“擬似通貨”に成長


日本経済新聞 04.09.26

「エコノ探偵団」で航空マイレージが特集され、日本航空と提携したサービス「JALマイレージタクシー」が取り上げられた

「マイレージを使ってハワイに行ってきました」近所の夫婦が喜んでいた。「航空会社がこんなに気前よくマイレージを提供するのはなぜだろう」探偵、加江田孝造が調査に乗り出した。

会員数が1000万人超える

日本航空でマイレージサービスを担当する加賀谷真紀子さん(31)を訪ねた。7月末のマイレージ会員は1,630万人で、5年で約3倍に膨らんだ。「入会金や会費が要らないうえ、効率的にマイレージをためられる仕組みが人気の理由です」
全日本空輸に向かった。8月末のマイレージ会員は1,060万人と5年前の2倍以上に増えている。顧客マーケティング部部長の内田晶夫さん(49)は「航空自由化で料金引き下げ競争が激化したことで、マイレージを導入して集客力を高めようと考えました」と狙いを語る。

利用者はマイルをためるため、一つの航空会社に集中して乗るようになる。マイレージは無料の航空券を提供したり、座席のランクを高めたりすることで、利用頻度の多い優良顧客を優遇するにも効果的だ。
<中略>

タクシーに乗ってもマイルがたまると聞き、東京都港区のキャブステーションを訪ねた。全国約400のタクシー会社と航空会社の間で、マイレージの提供を仲介している。
企画営業部の武宮元さん(62)が説明した。「お客さんは『マイルが貯まります』とのステッカーをみてタクシーを選んで乗るようになりました。他社との競争上有利です」
空港に乗り入れるタクシーにとって、マイル提供は顧客への訴求力が強い。乗り場でタクシー会社を選ぶ利用者も珍しくなくなった。
<以下省略>


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